CORESERVER から さくら VPS に WordPress を移行した
このブログは CORESERVER というレンタルサーバーを使用していたのですが、最近重たいのと、さくら VPS を契約したので移行することにしました。 ドメインはそのまま、移行するコンテンツはトップページ(cho-co.be/index.html)、ブログ(cho-co.be/blog)、画像素材(cho-co.be/images)くらいなので比較的楽です。
環境: WordPress 3.0.0 nginx 0.8.53 PHP 5.3.2 MySQL 5.1.41
やったこと
- さくら VPS の Ubuntu 10.04 に nginx + PHP(FastCGI) な Web サーバーを構築する | 暇人じゃない
- nginx で WordPress のパーマリンク設定を使用する | 暇人じゃない
- MySQL のセットアップ
- 以下
CORESERVER 側でやること
ドメインの設定 ドメインの DNS の設定(Value-Domain)を CORESERVER からさくら VPS に向けます。
データベースのダンプを取得 CORESERVER のコントロールパネルにログインし、データベースの設定で該当のデータベースのダンプを保存します。 SSH でログインして mysqldump を叩いても良いと思います。
/virtual/hoge 以下に mysql_(データベース名).dump というファイルが生成されるので SCP や FTP などでローカルに落とします。
ファイルを取得 public_html/ 以下の必要なファイルを SCP や FTP で落とします。 僕は tar コマンドでファイルをまとめた後、SCP を使用してローカルに落としました。
> tar zcvf data.tar.gz {blog,images,index.html}
ここではダンプやファイルを一旦ローカルに落としていますが、CORESERVER から直接 SCP でデータを転送しても良いと思います。
CORESERVER 側でやるのはこれくらい。
さくら VPS 側でやること
データベース(・必要があればユーザー)の作成
ダンプをデータベースに復元 ダンプファイルを適当なディレクトリにアップロード
$ mysql -u hogeuser -p hogedb < mysql_db.dump
nginx の設定ファイルの作成
この前の記事を参考に...
$ sudo vim /etc/nginx/sites-available/cho-co.be
$ sudo ln -s /etc/nginx/sites-available/cho-co.be /etc/nginx/sites-enabled/cho-co.be
$ sudo nginx -s reload
サイトディレクトリの作成
$ sudo mkdir -p /var/www/cho-co.be/{public_html,logs}
ファイルのアップロード public_html/ 以下に CORESERVER からダウンロードした data.tar.gz をアップして解凍します。 元のファイルを削除するのを忘れずに!
$ sudo tar zxvf data.tar.gz
$ sudo rm data.tar.gz
WordPress のデータベース設定を変更
$ sudo vim blog/wp-config.php
データベース周りの設定、例えば DB_NAME/DB_USER/DB_PASSWORD などを新しい環境に合わせます。
ファイル/ディレクトリの所有者を変更
$ sudo chown -R www-data:www-data public_html/
確認
URL にアクセスして、トップページや記事ページ、管理画面が表示されるかを確認します。 後は WordPress 自体のアップデートやプラグインのアップデートを実行して終わり。
レンタルサーバーから VPS に環境が大きく変わり、Web サーバーが Apache から nginx に変わったこともあってか、体感できるくらい、動作が速くなりました。
記事とはあまり関係ありませんが、設定をする際に自分で書いた記事を読み返すことが多かったので、こうやって自分がやったことを書き残すのは大切なことだな、と思いました。