MacBook Air の kernel_task が暴走したのでバッテリーを交換した
自宅では MacBook Air (11-inch, Mid 2011) に OS X Server をインストールし、ファイルサーバーや TimeMachine サーバーとして使用しています。
その MBA の kernel_task が突然暴走するようになりました。プロセスが 100 〜 400% で動き続け、ロードアベレージが 200 になったりする状態です。 しばらく放置していると落ち着くことがありますが、またしばらくすると暴走するの繰り返しです。 再起動してもログインする時から重い。パスワードを入力し、プログレスバーが動き始めてからデスクトップが表示されるまで 5 分以上かかるような状態です。
コンソールでログを読んでも、何が起きているのか分かりませんでした(動作が重たいしログが流れて来ない)。 いろいろ試してみたところ、インターネットに繋がなかったり Wi-Fi 接続ではましになりますが、 Thunderbolt ギガビット Ethernet アダプタや USB Ethernet アダプタを使用すると kernel_task が動き始めて始めて描画がかくかくになります。
心当たりとしては、バッテリーが劣化によって充電できない状態になり 68% ぐらいで止まっていたのですが、 メニューバーを確認すると「バッテリーの交換修理」というメッセージが表示されるようになっていました。
自分で試したこと
この機会に新しいサーバーを組もうかな、と思ったのですが、予算的に厳しかったので MBA を延命させる方向で、以下のことを試しました。
- SMC のリセット
- NVRAM のリセット
- ユーザの作成
- Apple Hardware Test を実行したところエラーは見つからず
OS の上書きインストールやクリーンインストールはやりませんでした。
Genius Bar に持ち込み
トラックパッドのセンサーの故障が原因で kernel_task が暴走しており交換して解決した、という記事があったので Genius Bar に持ち込むことにしました。
スタッフに状況を説明して MBA にログインしてプログレスバーが一向に進まないことを確認して、専用の診断ツールを実行してもらいました。 その結果、バッテリーに問題があることが判明しました(その他は問題なし)。 とりあえず、バッテリーを交換して様子を見ることになりました。金額は 16,000 円ほど。
交換には 2〜3 営業日かかると言われていましたが、Apple Store 内で作業できたのか修理に出した当日の 21 時頃にメールが届きました。 翌日 Genius Bar に向かい MBA にログインしたところ、プログレスバーはスムーズに進みデスクトップが表示されました。 しばらくアクティビティモニターで観察していても kernel_task が暴走することはありませんでした。
スタッフによるとバッテリーの劣化によってバッテリーが装着されていないと勘違いして kernel_task が暴走していたのではないか、という話でした。
バッテリーを交換してもうすぐ 1 週間経ちますが問題なく動作しています。 もうしばらくは MBA に頑張ってほしいですが、そろそろ新しいサーバーを組みたくなってきました。