GENELEC 8010AP をレンタルしてみた
最近、作業環境を整理して、MacBook Pro をクラムシェルモードで運用することにした。 おかげで机が広くなったのだが、MacBook Pro のスピーカーが使えなくなったので、小さくていい感じのスピーカーを探していた。
いろいろ情報を集めていたところ、以前から気になっていた GENELEC 8010A というスピーカーが候補に上がった。
いわゆるモニタースピーカーなのでリスニング向けではないが、まったく聴けないことはないと思う。
とはいえいきなり買うのもな...、と考えていたところ、Rentio というサービスでレンタルできるようなのでレンタルしてみた。 7 泊 8 日で 6480 円。買って後悔するよりは安いと思う。
以下は 1 週間使ってみてのメモ。
環境
MacBook Pro から USB で DAC に接続し、Spotify や Roon を再生する。
DAC は MYTEK Digital Brooklyn DAC+、XLR ケーブルは AET EVO-0402SHRF を使った。
スピーカーは机に直接置き、Iso-Pod というスタンドでスピーカーが耳を向くように角度を調整した。
音質
音質の言語化は得意ではないので、的はずれなことを書いていたらごめんなさい。
- ステレオ感があって楽しい
- 良いソースはよく、悪いソースはそれなりに聴こえる
- モニタースピーカーではあるが、聴いていて疲れるということはなかった
- 低音はさすがに出ない
作業環境で BGM を聴いたり YouTube や Netflix を観る用途であれば十分すぎる音質だと思った。
あと、これは精神的なものだけれど、モニタースピーカーなのでアーティストの表現したい音に少しは近い音で聴けているのでは、という妄想ができる。
使い勝手
- 寸法は H 195 x W 121 x D 116 mm で、デスクの上に置くにはちょうど良い
- Iso-Pod スタンドでスピーカーを ±15 度傾けることができるが、傾けた状態だと XLR ケーブルのコネクタ周辺が机に当たって負担がかかっていたので、別途スタンドなどでスピーカーを嵩上げしたほうが良さそうだった
- 信号の入力があると電源が自動でオンになり、しばらく音声信号の入力がないとスタンバイ状態になるので便利
買う or 買わない
今回は見送ることにした。
スピーカーの見た目や音には満足したのだけれど、せっかく整理した机にそこそこ大きいサイズの DAC を置く必要があり、電源ケーブルや XLR ケーブルが散らばっているのが気になった。 なので、机が広くなって、設置の自由度が高くなったらまた検討したいと思う。
今回はレンタルできるサービスに助けられた。
オーディオ用途としての G シリーズ
GENELEC には G シリーズというホームオーディオ向けのラインナップもある。
G One から G Five まであって、一番小さい G One が 8010A、一番大きい G Five が 8050B に対応しているっぽい。
入力端子に RCA 入力が用意されているのが 8000 シリーズとの大きな違いか。ホームユースであれば RCA 入力は扱いやすそう。 G One から G Two は RCA 入力のみ、G Three から G Five には RCA 入力と XLR 入力がつく。
G シリーズと 8000 シリーズには音質の違いはないらしい。
F シリーズというオシャレなアクティブ・サブウーファーと組み合わせることもできるので、それで低音を補うこともできそう。
GENELEC と RME が連携して (?) RME ADI-2 DAC FS との組み合わせも推しているっぽい。((MYTEK Digital Brooklyn DAC+ を購入するときに悩んだのが ADI-2 DAC FS だった))
そして、色々調べていくうちに、The Ones シリーズと呼ばれる同軸のモニターの存在が気になるのであった...。
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