Inoreader で RSS を提供していない Web サイトの更新をチェックする
Inoreader は RSS リーダーだが、PRO プランを購読すると、RSS を提供していない Web サイトの更新もチェックできる。 これはウェブフィードと呼ばれている。
RSS リーダーで情報を収集している身としては、定期的にサイトを確認しに行く必要があり面倒。 このような RSS を提供していないサイトの更新を Inoreader で受け取るための手順を説明する。
例: 日本コロムビア「アイドルマスター(THE IDOLM@STER)公式ページ」の更新を取得する
例えば、日本コロムビアの「アイドルマスター(THE IDOLM@STER)公式ページ」は RSS を提供していない。
まずは、通常の RSS フィードを追加する手順で https://columbia.jp/idolmaster/
と入力する。
少し待つと「Inoreader で https://columbia.jp/idolmaster/ ページから RSS に変換する」という選択肢が表示されるのでクリック。
また少し待つと Inoreader がそれっぽいフィードを提案してくれる。この中に良さそうなフィードがあれば購読すれば良い。 今回は無かったので「手動セットアップ」をクリック。
「アイドルマスター(THE IDOLM@STER)公式ページ」が表示される。
ニュース一覧が表示されておらずドキッとするが、落ち着いて「もっとみる」をクリックする。((一覧を非同期で取得しているかと思ったが、遅延して表示しているようだった))
左側に Inoreader がフィードと判断したものを「検出されたフィード」として表示するので、ニュースっぽいリストを探す。 僕の場合「フィード 3」がそれっぽかったので採用する。リストに「>>続きを読む」という項目も含まれているが、これは Inoreader が除外してくれる。素晴らしい。
リストを下にスクロールすると「購読」ボタンがあるので、クリック。
以下のようにフィードが登録される。
まだ 1 - 2 週間運用した程度だが、新しいニュースが取得できている。 ページ右側の CD のリリース情報も含まれているが、これはこれでありがたいので気にしていない。
手動セットアップのオプション
「手動セットアップ」の左側には 3 つのオプションが用意されている。
- モバイル表示: モバイルっぽく表示する。User Agent は変わっておらず使っているブラウザのままだった。
- Reverse feed: 新しいコンテンツが上に追加されるのではなく、下に追加されていくページの場合は有効にする。
- Advanced mode: XPath や CSS セレクターを使ってリストを指定できる。
例: 「e-onkyo」のアイドルマスターに関するリリースのみ取得する
もちろん、ウェブフィードにもフィルターをかけられる。
e-onkyo はアイドルマスターのハイレゾ音源を配信している。 ほぼ毎週、ニュースページでアイドルマスターの音源のリリースがアナウンスされているが、もちろん他のアーティストのリリースも含まれており、ニュースページは RSS を提供していない。
Inoreader でニュースページの更新をチェックして、タイトルに「THE IDOLM@STER」が含まれている記事のみ更新を受け取ることができる。
追加する手順は先ほどと同じ。https://www.e-onkyo.com/news/
をウェブフィードに追加する。
e-onkyo の場合は自動生成結果の「フィード 1」でニュースを取得することができる。人によって結果が異なるかもしれない。 タイトルが「もっと見る >」になっているが、実際にはニュースのタイトルが取得できる。Inoreader が提案するタイトルと、取得するタイトルが異なることもあるので、実際にフィードを購読して確かめるのが良いと思う。
以下のようにフィルターを設定すれば OK。
まとめ
Web サイトが RSS を提供してくれるのが一番だが、提供されていない場合、Inoreader のウェブフィードは便利。
ページの構造が変わるとフィードを取得できなくなる可能性があるので、定期的に確認が必要そう。 また、SPA のように非同期でページを表示するサイトについては適用できないかもしれない。